大きな石を置く!
社会で生きていくためには、小さな決め事をたくさん守らなくてはいけません。
それをしなければ何事も実現しません。
しかし、それに追われて肝心の仕事自体が疎かになれば、本末転倒、仕事の実りは生まれません。
確かに「決め事」を忠実に行えば、人生で大きな失敗はしないかもません。
でも、失敗しないことが人生の目標でしょうか?そんなはずはありません。
自分は何をしようとしているのですか?目的は何ですか?それこそが一大事です。
面白い実験があります。
空っぽの容器に石を入れる実験です。
大きな石、小石、砂利、砂があります。
まず大きな石を入れます。
まだ隙間があります。
そこへ小石を入れます。
まだ隙間があります。
そこへ砂利を入れ、
最後に砂を入れます。
すると場所を無駄なく埋めて、容器はいっぱいに詰まります。
しかも、大中小と揃い秩序があります。
その逆をすると、どうなりますか?
最初の砂でいっぱいになり、大きな石は入れたくても入りません。
忙しいけど無秩序な状態です。
この容器は人生を表しています。
目的をしっかり見つめないまま、日々を忙しく過ごすと、いつの間にか「やらされている」作業、つまり砂でいっぱいです。
肝心の大きな石が入る場所がありません。
砂のように思える雑用でも、それは大きな仕事と繋がっています。
人々に役に立つため、奉仕するための仕事です。
大きな石と砂がしっかり繋がっているのです。
心に志という大きな石がなければ、「砂を噛むような」ただの雑用に思えるでしょう。
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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