「何を食べ、何を着ようかと思い煩うな」と福音書は戒めています。
現代人にぴったりです。
この欲が人間を不安にさせ、多くのものに囲まれながら心は満たされず、人々を不幸にしています。
必要なものがあれば満足して、それ以上を求めなければ心は平和です。
ところが、人と比べ上とか下とか考え始めると、その途端に不平と不満があふれ、思い煩うことになるのです。
モノが人を幸せにするのではありません。
感謝出来る心が人を幸せにするのです。
モノは生活するため、また働くために不可欠ですが、モノの豪華さや多さは人生の価値の尺度になりません。
また尺度にしてはなりません。
人の価値、人生の値打ちは、その人自身の生き方そのものにあります。
清貧も、またその価値ある生き方の一つです。
不必要なモノを持たない。
必要なモノが無くても不平を言わない。
不便さを愛する。
これらは新しい世界を創るキーワードでもあります。
持続可能社会の創造です。
知らずに便利な生活に慣れ、当たり前だと思っていますが、資源を浪費しています。
75億人の全人口が日本人と同じ生活をすればエネルギーは破綻し、自然破壊も進みます。
日本人は地球環境と共存できない生活様式にどっぷり浸かっているのです。
目覚める時です。
清貧の精神こそが環境保護の要であり、SDG’S実現の根幹です。
「もったいない精神」が復活しています。
食品ロスを減らす取り組みが始まりました。
あなたも個人的に清貧を実践しましょう。
カトリックの教えについて、もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
精道三川台中学・高等学校「カトリックの教え」
オプス・デイ ジャパン「信仰を育む」
本校では、毎日の生活の中で、特に注意して果たしていく徳目を月ごとに決めています。
児童生徒のみならず、教職員も意識し、それぞれの年齢にあった目標を掲げています。
また毎月、学校新聞「たけうま」に教員が交代で、その月のモットーについて書いています。
各月のモットーは、以下の通りです。
月 | モットー |
4月 | 礼儀 |
5月 | 敬愛 |
6月 | 勤勉 |
7月 | 友情 |
8月 | 英雄的瞬間 |
9月 | 責任感 |
10月 | 誠実 |
11月 | 秩序 |
12月 | 寛大 |
1月 | 清貧 |
2月 | 剛毅 |
3月 | 感謝 |
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